【日本大学櫻丘高校(東京都)】日本大学への進学率は?世田谷区にある日本大学の付属校!

東京都

日本大学櫻丘高校は全国に数多く存在する日本大学の付属校の1校です。

すぐ隣には日本大学文理学部のキャンパスがあります。

歴史も長く、1950年に日本大学世田谷高等学校「定時制課程普通科」として設置されたことが始まりで、現在の校名に変更されたのは1961年のことです。

日本大学の付属校ということは、日本大学に進学しやすいのかな?

「付属校に入れば内部進学で系列の大学に進学できるかも?」と期待しますよね?

実際のところ、どうなのでしょうか?

それでは今回は日本大学櫻丘高校をご紹介するよ!

日本大学櫻丘高校はこんな高校!

住所

〒156-0045 東京都世田谷区桜上水3-24-22

確かに日本大学文理学部のすぐ隣にあるんだね。

大学がすぐ近くにあるため、高校と大学が連携して教育活動を行う、

「高大連携プログラム」

も行われているので、そちらについては後ほどご紹介します!

まずはクラス分けについて見ていこう!

1.学力や進路希望に応じたクラス編成(2クラス)

一般的に私立高校では、学力に応じてクラス分けがされている学校が多いです。

日本大学櫻丘高校も高校入試の結果によって、下記の2つのクラスに分けられます。

クラス
  • 特別進学(S)クラス
  • 総合進学(G)クラス

「特別進学(S)クラス」の方が、学力の高い生徒が集まりそうな感じがしますよね。

この2つのクラスの違いは何なのでしょうか?

特別進学(S)クラスとは?

日本大学難関学部(医・獣医)、国公立大学・難関私立大学への進学をめざす。

「特別進学(S)クラス」(日本大学櫻丘高校HP)より

特別進学(S)クラスは、国公立大学や日本大学よりも難関な私立大学への合格、または日本大学の中でも難関な学部(学科)に合格することを目標にしています。

特別進学(S)クラスには下記のような特徴があります。

  • 少人数クラス編成によるハイレベルな授業の展開
  • 夏期・冬期・春期における講習会等による学力向上プログラム
  • 多彩な講演会や大学・企業訪問などの充実したキャリア教育を実践

日本大学よりも難関な大学や、日本大学の中でも難関な学部へ挑戦できるクラスなんだね!

なお特別進学(S)クラスは、大学入試の際、学校推薦型選抜や付属特別選抜への出願に一部制限があるそうです。

総合進学(G)クラスとは?

日本大学16学部をフル活用し体験型教育で確かな目標を立てる

「総合進学(G)クラス」(2023年度学校案内パンフレット)より

総合進学(G)クラスでは下記のような特徴があります。

  • 基礎学力の確実な定着を重視した授業の展開
  • 「文武両道」を実現するサポート体制
  • 日本大学をはじめとする様々な進路に対応した取り組み

特別進学(S)クラスのように難関大学を目指すというよりかは、文武両道を目指したり、日本大学への学部訪問、体験授業などを通して、希望の進路実現を目指したりするクラスのようです。

総合進学(G)クラスは、

日本大学への進学がメインになりそうだね。

2.付属校という利点を活かした高大連携教育

「高大連携教育」とは高校と大学が連携して行う教育活動のことです。

日本大学櫻丘高校では、もちろん主に日本大学とのさまざまな連携教育が行われています。

どのような活動が行われているのでしょうか?

注意

情報は令和4年現在のものとなります。

R I N G Sとの探求活動

日本大学文理学部にある「次世代社会研究センター」(通称R I N G S)が推進する産官学連携による探究活動に、日本大学櫻丘高校の生徒も参加しています。

さまざまな自治体、企業、教員、大学生などと連携し、幅広い社会的課題の解決を目的とした検討、研究を行っているそうです。

高校は「年齢や職業の垣根を越えて活動を行うことで新たな見方・考え方を手に入れ、将来社会に貢献できる力を身に付けることができる」として重要視しているよ。

  • 人に優しいコンピュータ
  • カーボンニュートラルとエネルギー利用
  • 共生社会の実現

大学の講義を受講できる

自分は将来どの学部を受験しようかと悩む高校生は多いですよね・・・

そんな悩める高校生にはありがたい制度が日本大学櫻丘高校にはあります!

なんと、

日本大学の文理学部や法学部、経済学部の講義を高校生のうちから受講することができます。

2年生からは隣接する文理学部や、法学部、経済学部の前後期の指定された講座の中から受講科目を選択し、大学生と共に講義を受けられます。

「大学の講義の受講」(日本大学櫻丘高校HP)より

全ての学部の講義を受けられるという訳ではなさそうですが、実際に講義を受けてみることで、進路選択に役立ちそうですね。

また例えば「文理学部」と言っても、

  • 哲学科
  • 国文学科
  • 心理学科
  • 数学科
  • その他多数の学科あり

さまざまな「学科」があるので、1つくらいは興味が持てそうな講義もあるのではないでしょうか?

もし興味が持てなければ、他の学部や大学のオープンキャンパスに

参加するなどしてみよう!

大学生と一緒に受講できるので、入学後のイメージも湧きそうですね。

同じ「◯◯学部」でも、その中にはさまざまな「学科」がある

日本大学文理学部生による放課後チューター制

日本大学櫻丘高校では文理学部の現役大学生から、直接勉強を教えてもらえる制度もあります。

文理学部には「教育学科」などもあるため、将来教職を目指す学生がいます。

教職を志望する学生に、チューターになってもらうようお願いしているそうです。

定期試験前に隣接する文理学部校内のラーニングコモンズへ出向き、大学生に勉強を教えてもらうことができます。

「日本大学文理学部生による放課後チューター」(日本大学櫻丘高校HP)より
ラーニングコモンズはどこにあるの?

学部訪問

大学の講義を受けられる制度があることはご紹介しましたが、

「そもそも◯◯学部ってどんな学部なの?」

と高校に入学したばかりではわからないと思います。

自分の進路について考えるきっかけとして「学部訪問」もあるよ!

7月中旬に、1年生を対象として日本大学の学部を訪問します。

「学部訪問」(日本大学櫻丘高校HP)より

「高校に入学したばかりなのに、もう大学進学のことについて考えるの?」

と思うかもしれませんが、1年生の段階から大学への進学を意識して、進路選択の材料を得られる絶好の機会なので、ぜひ活用したいですね!

理系研究室訪問

学部訪問に関連して、希望者を対象として理系学科の研究現場の見学や、研究紹介を受ける機会も設けられています。

文理学部(理系学科)などの理系学部(学科)が対象のプログラムです。

学部訪問での内容を更に深化させ、各研究室で行われる研究内容の紹介や実験実習の体験を予定しています。

「理系研究室訪問」(日本大学櫻丘高校HP)より

詳細は各教科の取り組み

「理科」を見てね。

出張講義

日本大学の各学部の先生や、他大学の先生を高校に呼び、実際に大学で行っている講義を受ける「出張講義」もあります。

出張講義の場合は、よりさまざまな分野の学問について講義を受けることができるようです。

生徒たちは20以上に渡る様々な分野から、自身の関心のあるテーマの講義を受けることができます。

「出張講義」(2023年度学校案内パンフレット)より

受講できる分野の選択肢も多いため、自分の興味がある分野の講義を受けられそうです。

大学で行われているハイレベルな講義を、他の高校生よりも先取りして受講できることは、学部・学科選びの際に役立ちますね。

令和4年9月開催(1年生向け)

講義内容

英文学,教育,史学,法学,経済,商学,数学,情報,建築,環境,航空,化学,医学,薬学,美術,スポーツ科学,観光,栄養,幼児教育,看護

3.アクセス

日本大学櫻丘高校の生徒は、どのような方法で通学していると思いますか?

高校が「自宅から学校までの通学方法」について全校生徒にアンケートを行った結果、最寄り駅である「桜上水駅」まで電車で通学してくる生徒が最も多いという結果でした。

その次に多かったのは、同じく最寄り駅である「下高井戸駅」まで電車で通学する方法でした。

最寄り駅から高校まで徒歩何分?
  • 桜上水駅(京王線)・・・・徒歩10分
  • 下高井戸駅(京王線)・・・徒歩10分
  • 経堂駅(小田急線)・・・・徒歩15分

アンケートから生徒の多くは電車通学をしていることが分かりました。

東京は交通が発達しているので、電車通学であれば少し遠い地域からでも通えますね!

路線マップもあるので見てね。

通学時間は「30分〜1時間」という回答が最も多かったですが、「1時間〜1時間30分」も同じくらいの回答数だったようです。

下記にアンケート結果を載せておきます。

アンケート「自宅から学校までの通学方法」結果
  • 電車(桜上水駅)・・・・805名
  • 電車(下高井戸駅)・・・226名
  • 電車(経堂駅)・・・・・128名
  • 自転車・・・・・・・・・170名
  • 徒歩・・・・・・・・・・9名
  • その他・・・・・・・・・2名

「自宅から学校までの通学方法は何ですか」(数字で見る日大櫻丘)より

進路実績は?

日本大学櫻丘高校では「日大櫻丘高校に入学した理由」についてのアンケートも行っています。

最も多かった理由は、

「日本大学の付属校だから」

でした。

やっぱりそこは魅力だよね。

卒業後は日本大学へ進学する生徒が最も多く、高校によると毎年7割以上の生徒は日本大学へ進学しているようです。

では令和3年度卒業生488名は一体どのような進路へ進んだのでしょうか?

やっぱり日本大学へ進学が多数派

令和3年度の卒業生も、約76%が日本大学へ進学しました。

日本大学の付属校であることから、日本大学へ進学できる可能性は高そうですね。

どんな学部に進学したのかな?

学部別の進学者数
  • 法学部・・・・・74名
  • 文理学部・・・・70名
  • 経済学部・・・・73名
  • 商学部・・・・・31名
  • 芸術学部・・・・16名
  • 危機管理学部・・3名
  • スポーツ科学部・6名
  • 理工学部・・・・48名
  • 生産工学部・・・8名
  • 歯学部・・・・・2名
  • 生物資源科学部・33名
  • 薬学部・・・・・6名
  • 短期大学部船橋校・1名

日本大学は学部が多いから、進学先の選択肢が多いのもメリットだね。

他大学への進学者も一定数いる

他の大学へ進学した生徒

もいるよ。

約19%は他大学へ進学しました。

多くは私立大学へ進学していて、国公立大学への進学者は少ないのが現状です。

大学以外にも専門学校や短大へ進学する生徒もいますが、9割は大学へ進学しています。

なお他大学への指定校推薦もあるらしいです。

日本大学への推薦入試制度

現在日本大学への3つの推薦制度が存在しています。

特別進学(S)クラスは出願に一部制限があるようですが、内部進学を狙う生徒にとっては重要です。

どんな制度なの?

1.基礎学力選抜

高校1・2・3年生の4月(3年生は9月も)に、日本大学付属校を対象として一斉に行う「基礎学力到達度テスト」を受け、その結果で選抜する方式です。

基礎学力選抜」(大学受験パスナビ)より

自分が希望する学部学科へ推薦してもらえるかが、「基礎学力到達度テスト」の成績をもとに決まります。

なお高校1年生の4月に実施されるテストは、内部進学の選考には関係しないそうです。

希望の学部へ行くために、しっかり勉強しておかないとね!

2.付属特別選抜

日本大学の各学部が定めるアドミッションポリシー(求める学生像)に合った生徒を、付属校が推薦する方式です。

「付属特別選抜」(大学受験パスナビ)より

高校が推薦してくれるんだね。

高校は下記などを総合的に判断して推薦するそうです。

  • 高校3年間の定期テストの結果
  • 資格試験
  • 課外活動

3.国公立併願方式

通常、日本大学の推薦入試と他大学の入試を併願することはできませんが、国公立大学を受験予定の生徒のみ、併願することができるというものです。

「国公立併願方式」(大学受験パスナビ)より

日本大学と国公立大学を併願する生徒のためのものですね。

まとめ

日本大学櫻丘高校は、日本大学の付属校であることを活かし、高大連携教育が充実していることがわかりました。

すぐ隣に日本大学のキャンパスがあるため、大学入学後のイメージもしやすそうです。

やはり日本大学の付属校であることから、例年卒業生の7割以上は日本大学への進学しています。

「日本大学へ進学したい」と考えている方にはピッタリの高校なのではないかと思います。

さらに興味を持った方は、学校説明会などに参加してみてね!

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