【雪谷高校（東京都）】大田区にある雪谷高校は１００年以上の歴史があるんです！

東京都立雪谷高等学校は東京都大田区にある普通科高校で、すでに創立１００年を超える伝統校です。校章は雪の結晶をかたどった模様になっています。

創立当初は女子のために家庭科の授業をメインに行う学校でしたが、現在は多くの生徒が大学進学するだけでなく、部活動へも加入し、文武両立を目標にしているようですよ！

今回は雪谷高校の現在の様子や進学実績、歴史などについてご紹介します！

雪谷高校ってどんな高校？

雪谷高校は大田区にあります。最寄駅の御嶽山（おんたけさん）駅からは徒歩１０分ほどです。高校周辺は住宅街で、隣には小学校があります。

現在の雪谷高校は、大田区に住む生徒が全体の約５０%となっているそうです。そのため自転車通学している生徒も多いです。

合宿で学力アップ！

１泊２日で茨城県潮来市のホテルで行います。高校入学後の生活を振り返り、中間考査に向けての学習に取り組みます。

「スタディキャンプ」（『令和4年度 学校案内』）

夏休みに、相模原市の国民生活センターで合宿をします。弱点克服、英検合格、入試準備などを目標に、起床から就寝まで２泊３日勉強漬けになります。

「勉強合宿」（同上）

その他にも大学や学部の説明会など生徒の希望の進路実現のための支援体制が整っています。

偏差値や進学実績は？

雪谷高校の偏差値は５５〜５９の間となっています。サイトによって違いますが大体このくらいです。

短期大学と専門学校進学者はそれぞれ０．７%、就職はさらに少なく０．４%でした。大学進学を希望しない生徒は少数派になってしまいますね。

国公立大学の合格数はそれほど多くはなく、平成３０年度は８名、３１年度は１２名、令和２年度は４名という結果でした。特定の国公立大学に多く合格しているということはありませんでした。

令和２年度は前年よりも有名私立大学合格数がアップしたそうです。難関私立大学の合格数は下記のようでした。

• 早稲田大学：６名
• 上智大学　：２名
• 東京理科大学：４名
• 明治大学：１９名
• 青山学院大学：１０名
• 立教大学：１２名
• 中央大学：９名
• 法政大学：２８名

令和２年度は日東駒専にもそれぞれ３０〜４０名程度合格しているようでした。前年よりも合格が増えていました。

雪谷高校の歴史について知りたい！

雪谷高校は１９１３年に東京府荘原郡調布村立調布女子実業補習学校として創立されました。主に家庭科が授業のメインの学校だったそうです。

戦争が終わり１９４６年に校名を東京都立雪谷高等女学校へ変更しましたが、２年後には東京都立雪谷新制高等学校へさらに変更し、翌年から男女共学が始まりました。やっぱりもともと女子校なので入学生３５０名中男子は５０名、女子は３００名だったそうです。

現在雪ヶ谷町は川で２分割され南雪谷と東雪谷になっています。雪谷高校は１９１３年に創立されて以来２８年間、現在の大田区立東調布第一小学校に併設されていましたが、１９４１年に雪ヶ谷町に移転し独立しました。現在の大田区立雪谷中学校がある場所だそうです。

この当時雪ヶ谷町は大森区（現在の大田区の一部）にあったため、移転してからは大森高等家政女学校という名前でしたが、戦争終了後に雪谷高等女学校となりました。

せっかく完成した校舎も、第二次世界大戦中の１９４５年に空襲により全焼してしまったそうです。それもあってか１９４７年には大田区久が丘へと移転しましたが、雪谷の名は引き継がれ雪谷高校が誕生しました。

まとめ

雪谷高校は大学受験へのサポートがあるだけでなく、深い歴史がある高校だったことが分かりました。雪谷高校で上位になれば有名私立大学へも手が届きそうです。