専修大学附属高等学校は東京都杉並区にある私立高校です。
その校名の通り専修大学の附属校であり、創立は1929年という歴史と伝統を誇る高校です。
当初は専修大学の附属校ではなく、1955年に専修大学と提携したことで附属校になりました。
専修大学は「日東駒専」の1校として有名な大学だね!
専修大学は有名大学のため多くの受験生が受験するので、その中で合格するのは簡単なことではありませんね。
専修大学の附属校なら、専修大学に進学しやすいのかな?
実際のところ専修大学附属高校の専修大学進学率はかなり高いよ!
専修大学の附属校であることから、専修大学附属高校に入学するとさまざまなメリットがあります。
今回はそんな専修大学附属高校についてご紹介します!
専修大学附属高校ってどんな高校?
専修大学の附属高校は全国に4校ありますが、東京都にある附属校は専修大学附属高校のみです。
その他の附属校は千葉県や岩手県、熊本県にあります。
関東だけでなく、東北や九州にも附属校があるんだね
高校はどこにあるの?
専修大学附属高校は杉並区にあり、最寄り駅からは徒歩10分〜15分程度で到着します。
- 京王線…代田橋駅下車 徒歩10分
- 丸ノ内線…方南町駅(3a出口)下車 徒歩10分
- 井の頭線…永福町駅下車 徒歩15分
登校の際は最寄り駅の代田橋駅や方南町駅を利用する生徒が多いそうです。
東京都内ではありますが、高校の周辺は住宅街となっており、落ち着いた雰囲気の環境です。
8時30分にホームルームが始まるらしいので、遅れないようにしようね!
クラスの人数や男女比は?
実は専修大学附属高校は1994年に男女共学化するまでは男子校でした。
男女共学になってから30年ほど経ちましたが、現在の男女比はどうなっているのでしょうか?
Q .1クラスの人数と男女の割合はどのようになっていますか?
A .1クラス40名程度で、男子16~22名、女子18~24名です
1クラスの男女比は同じくらいなのね
クラスの男女比はバランスが良さそうですね!
1クラスは40人ということですが、1学年に何クラスあるのでしょうか?
Q .現在(令和4年)のクラス数・人数を教えてください!
A .1年生10クラス、2年生10クラス、3年生12クラスです
だいたい1学年に10クラスほどあるようですね!
10クラス×40人で約400名近くの同級生がいることになるね!
人数が多いので、全員の名前と顔を一致させるのは難しそう・・・
しかしいろいろな友達を作るチャンスでもありますね!
気になる偏差値は◯◯!
東京都で唯一の専修大学の附属校である専修大学附属高校。
有名大学の附属校だけあって、偏差値は高そう・・・
今回は全国にある他の附属高校の偏差値についても調査してみたよ
専修大学附属高校の偏差値は61という結果でした!
他の附属校はコースごとに偏差値が違うため、偏差値に幅があります。
専修大学附属高校の入試はどんな状況なのかな?
推薦入試の合格率は高いですが、一般入試は不合格になってしまう生徒もそれなりに多いですね。
進路に合わせた3つのコースがある!
専修大学附属高校では1年〜2年次は、専修大学志願者も他大学受験志願者も同じカリキュラムで基礎学力を身につけます。
そして3年次から3つのコースに分かれる仕組みになっています。
専修大学への進学を希望するかどうかや、文系・理系どちらかなどでコースが分けられるよ
専修大学へ進学する生徒だけでなく、他大学へ進学を希望する生徒のためにもコースが設けられており、他大学受験志願者にも安心のカリキュラムですね!
実際に専修大学以外の大学へ進学する生徒も一定数います。
個性的な土曜授業がある!
2年生になると土曜授業が始まります。
土曜授業では自分の興味や進路に応じて、受講する講座を選ぶことができます。
「受験コース」は受験対策のために科目別に深く学ぶコースです。
基本的には専修大学以外の大学を目指す生徒向けの講座のようです。
受験コースには、例えば次のような講座があります。
- 受験国語
- 受験数学
- 受験英語
次に「チャレンジコース」は、学力アップや資格取得を目指すコースとなっています。
特徴としては中国語入門講座など第二外国語の講座や、日商簿記についての講座もあります。
このコースで学んだことが、もし留学などで海外へ行った際には活かされたり、資格取得に役立ったりしそうですね!
チャレンジコースには、例えば次のような講座があります!
- 英検2級対策
- 韓国語入門
- フランス語入門
- 日商簿記3級対策
最後にご紹介する「教養・高大連携コース」は、幅広い分野の教養を身につけることを目的としたコースです。
個性的な講座が多く、中には専修大学と連携して開講される講座もあります。
普段の学校での勉強とはまた違った学びや経験ができます。
教養・高大連携コースには、例えば次のような講座があります!
- 法学入門
- 経済学入門
- バスケットボール
- 書道入門
- 基礎デッサン
興味のある講座を選んで受講できるから、モチベーションも上がるね
開講講座の情報は令和4年度のものなので、各講座の最新情報や詳細は高校H Pを見てね!
進学実績は?
専修大学附属高校では「専修大学進学コース」「他大学受験進学コース(文系)」「他大学受験進学コース(理系)」の3つのコースを用意して、さまざまな進路希望に対応できるようになっています。
そのため卒業生はどんな進路に進んでいるのか気になりますね!
結論を言うと、専修大学への進学者が圧倒的に多くなっているよ
専修大学への進学
専修大学附属高校では毎年8割以上の生徒が専修大学へ進学しているそうです。
令和3年度の卒業生は、約93%が専修大学へ進学しています。
つまり専修大学に進学できる可能性が高いのね!
でも自分が希望する学部へ進学するためには、しっかり勉強しておかないといけないよ
毎年、多数の生徒が希望する学部(学科)に進学していますが、3年間の学業成績の上位者から第1志望の学部を決めていくため、1年生からしっかり勉強することが大事だそうです。
それでは令和3年度の卒業生は、どの学部へ進学する生徒が多かったのでしょうか?
さまざまな学部に進学していますね!
さらに詳しい進学状況についてはこちらをご覧ください。
他大学への進学
専修大学へ進学する生徒が多い中、他の大学への進学を実現している生徒もいます。
先ほど紹介した「他大学受験進学コース(文系)」「他大学受験進学コース(理系)」の生徒です。
理系の学部のような、専修大学にはない学部へ進学するために、他大学を受験する生徒が増えているそうだよ
「他大学受験進学コース(文系)」「他大学受験進学コース(理系)」の教室は、本校舎から約80m離れた新泉校舎にあるそうです。
新泉校舎は旧区立小学校を改装して作られた、他大学受験クラス専用の校舎です。
専修大学以外の大学へ進学を目指すクラスメイトと、一緒に受験勉強を頑張れそうですね!
そして他大学受験組の進路はさまざまです。
専修大学との連携 「高大連携」
専修大学の附属校である専修大学附属高校では、高校と大学が連携した
高大連携教育
が行われています。
専修大学と連携して、高校生のうちから大学の講義を受講できたり、先輩に大学生活の話を聞く機会があったりと、進路を明確にして大学入学後のミスマッチを防ぐことができます。
高大連携教育のメリットは、高校在学中から大学を理解できて、将来のビジョンをしっかりと考えられることにあるよ
どんな取り組みを行っているのかな?
たくさんの高大連携プログラムがありますが、例えば次のような取り組みがあります。
大学の講義を先取り体験
3年生の「総合的な探究の時間」では、高校で開講される授業の他に、専修大学で開講されている授業を選択することができます。
また、専修大学に「科目等履修生」(3年生希望者)もしくは「高大連携聴講生」(2・3年生希望者)として通い、大学生と一緒に授業を受講することもできます。
まだ受講している生徒は少ないようですが、「科目等履修生」は専修大学に入学した場合、大学の単位として認定されるため、高校在学中に大学の単位を先取りしていることになります。
興味のある講義があれば受講してみたいね
専修大学に入学内定した生徒には、大学の先生による各学部の入門部分の授業も行われるそうですよ。
イベントで気になる学部を見つけよう
自分の希望の進路を見つけるため、オープンキャンパスや、附属フェスティバルも行われています!
オープンキャンパスでは大学の教室で授業を受けたり、キャンパス内を自由に歩いたりできます。
さまざまな大学で、高校生に大学を紹介するために、オープンキャンパスが行われていますね!
オープンキャンパスは他の大学でも開催しているけれど、附属フェスティバルはどんなイベントなの?
附属フェスティバルは専修大学附属高校の生徒のためのイベントだよ
附属フェスティバルは2年生が生田キャンパスへ行き、各学部(学科)の模擬授業を受けることができます。
さらに専修大学附属高校の卒業生である専修大学生から、大学生活について生の声を聞くこともできます。
まとめ:進路選択や進学へのサポート体制あり
専修大学の附属校として、数多くの生徒が専修大学へ進学しています。
しかし他大学への進学を希望する生徒に対しても、3年生からは専修大学進学希望者とは別々のクラスにして受験対策を行うなどのサポートがあります。
さらに専修大学と連携して、大学の講義を先取りして受講できたり、各学部(学科)について説明を受ける機会もあったりと、学部選びに失敗しないための取り組みもあります。
大学の附属校であることから、ある程度進学が保障されているので、受験勉強に縛られず、好きなことに熱中できる余裕と自由を求める生徒にとっては最適な環境です。
進路についてしっかり考える機会もあるし、専修大学に進学するかどうかに関わらず、どんな生徒へもサポートしてくれる高校のようだね!
今回は専修大学附属高校のご紹介でした!
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